木曜日稽古での一場面より

日々の稽古は、単なる技術の向上を超えた、精神的な鍛錬の場だと思います。毎日の稽古に取り組むことで、私たちは技術の向上だけでなく、心の成長をも遂げることができるでしょう。例えば、昨日の稽古で小学校3年生の男の子が組み手の怖さから泣き出してしまいました。技術より精神の稽古となったことでしょう。武道や芸術において、基本の反復練習は非常に重要です。気持ちの稽古も同じです。この反復を通じて、技術は身体に染み込み、無意識のうちに自然な動きとして表現されるようになり、精神は心を落ち着かせ優劣無い振る舞いへと転じていきます。

さらに、日々の稽古は自己規律を養う機会でもあるでしょう。規則正しく練習を続けることは、忍耐力や集中力を高める手助けとなり、挫折や困難に直面した時、それを乗り越えるための精神力を培うことができる。こうした経験は、稽古以外の生活においても役立ち、自信や自己肯定感を育みます。

他者との稽古もまた重要な要素です。共に稽古する仲間との交流は、互いに切磋琢磨し合い、励まし合うことで、自身の成長を促進する機会となります。時には競い合い、時には協力し合うことで、チームワークやコミュニケーション能力も向上することでしょう。

最終的に、日々の稽古は生涯を通じた学びの一部であり、継続的な成長を支える基盤となります。これを怠らず続けることで、人間としての深みと強さが増し、より豊かな人生を送ることができるのではないでしょうか。